東京株式(大引け)=148円高、米株高受け上値指向で後場買い直される


30日の東京株式市場は前週末の米国株市場でNYダウなど主要株3指数が上昇したことを受け、リスクを取る動きが優勢となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比148円15銭高の2万7789円29銭と反発。東証1部の売買高概算は10億2174万株、売買代金概算は2兆4574億円。値上がり銘柄数は1853、対して値下がり銘柄数は279、変わらずは55銘柄だった。

きょうの東京市場は朝方からリスク選好の地合いで日経平均は高く始まったが、その後は利益確定売りに値を消す場面もあった。注目されたパウエルFRB議長の講演はテーパリングの年内開始を示唆したが、市場は織り込み済みで、一方で利上げに慎重な姿勢を示したことが好感された。ただ、米株高でも最近の東京市場は連動しないことが多い。きょうもほぼ寄り天の状態で、前場取引時間中に上げ幅を急速に縮小した。しかし、アジア株市場の堅調な動きを横目に後場は再び買い板が厚くなり、日経平均はジリジリと水準を切り上げる展開となった。業種別では33業種全面高となり、特に鉄鋼、海運、非鉄など市況関連の上昇が目立つ。値上がり銘柄数は1800を超え、全体の8割を超える銘柄が上昇した。売買代金も2兆4500億円台で、前場は商い低調だったものの後場は売り買いが活発化し水準が膨らんだ。

個別では、日本郵船<9101>と商船三井<9104>が売買代金1位と2位を占め株価も上昇。レーザーテック<6920>も買われ、東京エレクトロン<8035>も堅調だった。日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など鉄鋼株も高い。キーエンス<6861>が堅調、リクルートホールディングス<6098>も上昇した。中山製鋼所<5408>が急伸、ノムラシステムコーポレーション<3940>も値を飛ばした。大真空<6962>も急騰。藤倉コンポジット<5121>、ラウンドワン<4680>も物色人気となった。

半面、ファーストリテイリング<9983>が大きく下落し、売買代金上位のソフトバンクグループ<9984>も冴えない。エムスリー<2413>も値を下げた。スタジオアリス<2305>、オルトプラス<3672>が急落したほか、東邦アセチレン<4093>も大幅下落した。コジマ<7513>も売られた。

出所:MINKABU PRESS

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