株価指数先物【寄り前コメント】 政策期待の高まりを背景にNTロングにシフトする動きも


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 29920 +120 (+0.40%)
TOPIX先物 2054.0 +7.0 (+0.34%)
シカゴ先物 29945 +145
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

9日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。週間の米新規失業保険申請件数が31万件と市場予想以上に減少したことが材料視され上昇する場面が見られたものの、空運各社が売上高見通しを引き下げるなど、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大による景気回復の鈍化懸念から売りが広がった。また、足元でゴールドマン・サックスなどが成長見通しを下方修正したことも引き続き警戒されている。S&P500業種別指数は耐久消費財・アパレル、銀行、消費者サービスが上昇する一方、不動産、医薬品・バイオテクノロジー、運輸が下落した。

シカゴ先物(12月限)清算値は日中大阪比145円高の2万9945円で取引を終えた。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比10円高の2万9810円で始まった後は、一時2万9730円まで下落する場面が見られた。ただし、売りが一巡すると急速に切り返しており、米国市場の取引開始後には3万0090円まで上昇幅を広げている。取引終了にかけては利食いに押される格好となったが、2万9900円を挟んだ保ち合いを経て、2万9920円で取引を終えた。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、底堅い相場展開が見込まれる。日経225先物の9月限は2万9990円、12月限は2万9800円で前日の取引を終えているため、-190円のスプレッドがある。これは配当分を考慮した価格となるわけだが、それを考慮しても12月限はナイトセッションで3万円に乗せる場面が見られており、政策期待の高まりによる買い意欲の強さが窺える。12月限は足元で3万円の攻防を見せていることから、本日も同水準での底堅さが意識されよう。

NT倍率は先物中心限月でリバウンド基調が継続している。政策期待の高まりや指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強い値動きを背景に、NTショートの巻き戻しの動きが強まりそうだ。

手口面ではこれまでロールオーバー中心の売買ではあったものの、ゴールドマン・サックス、クレディスイスなどは12月限でNTロングのポジションになっていた。なお、VIX指数は18.80に上昇しており、25日、75日移動平均線を支持線に変えてリバウンドの動きを見せている。慎重姿勢に向かわせやすい一方で、相対的に出遅れている日本株へのシフトの思惑が高まろう。

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