米国株式市場見通し:アップルイベントに注目


新型コロナウイルスデルタ変異株の感染拡大が消費を圧迫し、景気回復や企業収益の伸びに影響を与えるとの懸念が引き続き相場の重しになりそうだ。債務問題に絡んだ政府機関閉鎖のリスク、バイデン政権が計画している増税への脅威も投資家心理に影響しそうだ。イエレン財務長官は10月には資金が枯渇すると議会の速やかな対応を要請したが、今月末までに債務上限が引き上げられなければ政府機関閉鎖のリスクに直面する。

また、2001年9月11日の同時多発テロから20周年を迎えることで、国内の地政学的リスクの上昇も警戒される。どちらにしても、9月、10月相場は例年、相場が荒れる傾向が強く注意が必要だ。来週は、8月の小売売上高の発表も予定されており、消費動向を確認する上で注目だ。7月に続き2カ月連続のマイナス成長が予想されており、予想通りとなると景気回復ペースの減速懸念をさらに強め、特に景気循環株をさらに押し下げる材料になりそうだ。

来週はまた、携帯端末のアップルが今年最大の製品発表イベント「California streaming」を14日に開催する。新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、バーチャル形式で行われる予定。アップルはこのイベントで新型アイフォーン、ディスプレーを大型化したアップルウォッチ、イヤホンのエアポッドやノートパソコンのマックブックプロの刷新化が期待されている。世界的な新型コロナウイルスのデルタ変異株流行の影響で回復や相場に悲観的な見方も浮上する中、投資家心理の押し上げや年末商戦を盛り上げることができるかに注目だ。
経済指標では、8月消費者物価指数(CPI)(14日)、ニューヨーク連銀製造業景気指数、8月輸入物価指数、8月鉱工業生産・設備稼働率(15日)、8月小売売上高、週次新規失業保険申請件数、9月フィラデルフィア連銀景況指数、7月企業在庫、7月対米証券投資(16日)、9月ミシガン大消費者信頼感指数(17日)、などが予定されている。

企業決算では、ソフトウェアメーカーのオラクル(13日)が予定されている。

(Horiko Capital Management LLC)

《FA》

提供:フィスコ
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