インデックスに絡んだ売買により3万円回復へ/オープニングコメント


24日の日本株市場は、買い優勢の展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが506ドル高だった。中国政府が中国恒大に目先のドル建て社債のデフォルトを回避するように指示したと報じられ、直近の懸念が和らぐ格好となった。また、連邦準備制度理事会(FRB)が資産購入ペースを速やかに減速する可能性を示唆したものの、利上げはまだ先になるとの見方に加え、経済活動の再開への投資家の自信が強まり景気循環株中心に買いが再燃し、上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比580円高の30100円。円相場は1ドル110円20銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。米国市場はNYダウ、ナスダックともに大幅続伸で直近の急落部分を埋めており、日経平均についてもインデックスに絡んだ売買により3万円を回復してくることになりそうだ。懸念要因だったFOMCを無難に通過したほか、楽観視はできないものの中国恒大に対する警戒感が和らいだことにより、これまでの「急落局面は押し目買い好機」といった見方をより強める格好になるだろう。

日本は祝日を挟んでいたことでポジションは取りづらく、不透明感からニュートラルであったと考えられ、海外投資家による日本株比率を引き上げる動きへの思惑も高まりやすいだろう。また、VIX指数は18.63に低下しており、信用不安から急伸する前の水準を下回ってきたことも、センチメント改善に繋がると見られる。ギャップスタート後は週末要因からこう着感が強まる可能性はあるものの、押し目買い意欲の強さが意識されそうだ。

物色の流れとしてはインデックスに絡んだ売買から指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げるほか、次期政権による政策期待が根強く、政策に絡んだテーマ性のある銘柄への物色が見込まれる。また、緊急事態宣言の解除が見込まれるなか、経済活動の正常化期待から、景気敏感株への物色も意識されそうだ。
《AK》

提供:フィスコ
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