株価指数先物【寄り前コメント】 昨年9月以降続く月末下落のアノマリー警戒も


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 27750 -60 (-0.21%)
TOPIX先物 1925.5 -4.0 (-0.20%)
シカゴ先物 27755 -55
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

29日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がテーパリングの時期はまだ先との認識を示したことが好感された。また、4-6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は予想を下回ったものの、金融緩和はしばらく続くとの見方につながったようだ。景気敏感株が買い直されたほか、決算を手掛かりとした物色も活発となり、予想を上回る決算内容が材料視されたクアルコム<QCOM>が6%の上昇に。また、前日に強い値動きを見せたアドバンスト・マイクロデバイシズ<AMD>はこの日も5%を超える上昇となるなど、半導体株への物色が目立った。

シカゴ先物清算値は日中大阪比55円安の2万7755円で取引を終えた。日経225先物のナイトセッションは日中比90円高の2万7900円で始まると、2万7930円まで上昇。その後も2万7870円~2万7930円辺りで高値保ち合いを続けたが、米国市場の取引開始後に軟化すると、下落に転じ一時2万7730円まで下げており、2万7750円で取引を終えた。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、利食い優勢で始まろう。米国市場では半導体株が強い動きを見せており、本日も東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> などに波及するかが注目される。また、前日に日経平均株価を約60円押し上げていたソフトバンクグループ <9984> の動向にも関心が集まりやすい。物色が続くようであれば、日経平均の底堅さにつながり、徐々に見られてきたショートカバーの動きにも影響を与えよう。そのほか、香港ハンセン指数の動向も引き続き注目か。

ただし、本日は7月最終売買日となる。決算発表が第1弾のピークを迎えることもあり、オーバーウイークのポジションを積極的に取りに行く動きは期待しづらい。このため、昨年9月以降続く月末下落のアノマリーが警戒される可能性はある。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、政府は神奈川、千葉、埼玉と大阪に緊急事態宣言を発出する方針を固めたと伝わっている(期間は8月31日まで)。東京、沖縄についても延長される見込みであり、経済正常化の遅れが警戒されるなか、ポジション調整の動きが中心になりやすい。

NT倍率は先物中心限月で14.41倍に上昇したものの、上値抵抗線として機能している5日移動平均線を明確に上回ってくるまでは、NTロングには傾けづらいだろう。なお、VIX指数は17.70に低下しており、再び75日線を下回ってきている。

物色、前日、上回、下回、理事会、好感、敏感、指数、制度、材料

Related Posts

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です