決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色に/オープニングコメント


3日の日本株市場は、売り先行後は底堅さが意識されそうである。2日の米国市場ではNYダウが97ドル安だった。インフラ包括案を巡り上院が可決に向けて前進したため、インフラ計画が回復ペースをさらに後押しするとの期待から朝方は強い値動きとなった。しかし、供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業景況指数が予想外に低下したほか、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)流行拡大を警戒し長期金利が再び2月来の水準に低下すると、景気減速懸念から売りに押される展開に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の27500円。円相場は1ドル109円30銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行で始まることになろう。ただし、前日には500円近くリバウンドを見せていたこともあり、28000円接近での上値の重さが意識されるなか、戻り売りは意識されやすいところであろう。そのため、先物主導によるインデックス売買の影響から27500円辺りでの攻防になりそうだが、売り一巡後は底堅さが次第に意識されてくることに。決算発表が本格化していることもあって積極的な売買は手控えられており、短期的な売買が中心である。仕掛け的な動きを見せてきたとしても、その後のカバーは早いと考えられる。

物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色になりやすく、昨夕の決算ではAGC<5201>、アンビス<7071>、ルックHD<8029>、日工営<1954>、東北化学<7446>あたりに関心が集まりそうである。その他、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなか、政策期待なども次第に高まりやすく、関連銘柄を探る動きも出てきそうだ。一方で、マザーズ指数は調整トレンドが継続しており、需給悪化懸念も根強い状況であるため、需給整理が確認されてくるまでは中小型株については積極的な押し目買いは手控えられそうだ。

その他、SOX指数は上昇していることもあり、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の売り一巡後の底堅さを見極め。さらに、先週末の急落から前日にリバウンドを見せていたファナック<6954>などの底堅さなどもセンチメントに影響を与える可能性があるだろう。
《AK》

提供:フィスコ
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