海外勢のフロー限られ物色主体材料


5日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。2日の米国市場ではNYダウが152ドル高だった。6月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想以上に増加したことが好感された。過度の賃金インフレの高進も見られず、労働市場の過熱が示されなかったため米連邦準備制度理事会(FRB)が当分緩和策を維持するとの見解がさらに相場を押し上げている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の28775円。円相場は1ドル111円00銭台で推移している。

2日の雇用統計の結果を受けた米国市場の上昇の流れを引き継ぐ形から、買いが先行することが見込まれる。ただし、米雇用統計については、予想を上回るもののテーパリング議論は高まりづらいとの見方がコンセンサスだったと見られ、想定内の動きによってポジティブな反応としてはそれ程大きくはないだろう。また、5日の米国市場は独立記念日の振替祝日となることから海外勢の売買は細ると考えられるため、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすいと見られる。

日経平均は足元で28500円~29000円辺りでのもち合いが続いている。緩やかながらも上値をやや切り下げて推移してきているため、自律反発が期待されるものの、レンジを突破する動きは期待しづらく、5日線辺りを挟んだ推移といったところか。また、米国ではアマゾンやアップルなどハイテク株の物色が目立っていたが、国内においてはハイテク株の利益確定の動きが目立ってきている。米ハイテク株高の流れから買い直される可能性があるものの、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、より利食いの動きが強まる展開を想定しておく必要がありそうだ。

また、先週は海運株への持ち高調整の動きが目立っていた。アフターコロナによる景気敏感株物色についても利益確定の流れに広がりが見られてくるようだと、物色対象を絞りづらくさせそうだ。そのため、個人主体の物色から材料株などに向かいやすく、国土強靭化関連などでの短期的な値幅取り狙いの物色が意識される。その他、需給面でのしこりの少ない直近IPO銘柄などにも短期資金が向かいやすいだろう。
《AK》

提供:フィスコ
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