株価指数先物【引け後コメント】 薄商いのなか下限仕掛意識


大阪9月限
日経225先物 28570 -190 (-0.66%)
TOPIX先物 1946.0 -8.5 (-0.43%)

日経225先物(9月限)は先週末比190円安の2万8570円で取引を終了。寄り付きは2万8730円とシカゴ先物清算値(2万8775円)を下回って始まった。寄り付き直後に2万8760円と下げ幅を縮めるものの上昇に転じることはできず、断続的なインデックス売りに押されて前場半ばには2万8550円まで下落幅を広げた。その後は下げ渋る動きを見せたが、後場に入っても概ね2万8550円~2万8640円と安値圏での推移が続いた。

指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>とファーストリテイリング<9983>の2銘柄で日経平均株価を約147円下押した。5日の米国市場は、独立記念日の振替祝日で休場となることから海外勢のフローは限られ、東証1部の売買高は7億7400万株程度にとどまっており、薄商いの中でこの2銘柄の日経平均株価に与える影響がより大きく出た格好だ。

これによりNT倍率は先物中心限月で14.68倍に低下し、安いところでは14.66倍まで下落する場面が見られている。チャート形状は直近のボトム水準を下放れつつあり、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)のトレードに向かわせやすい。ただし、アドバンテスト<6857>が上昇しているほか、オムロン<6645>、ファナック<6954>なども堅調で、あくまでもソフトバンクグループとファーストリテイリングの2銘柄による影響のため、NTによるスプレッドを狙ったポジションは取りづらいところである。5日の米国市場は休場で手掛かり材料に欠ける状況となるため、明日も現物株主導の展開になろう。

そのほか、市場では上場投資信託(ETF)の決算に絡んだ売り圧力に関心が集まっており、分配金支払いに伴う換金売りの影響は、8日、9日の2日間で約8000億円超と観測されている。指数連動のためタイムラグを避ける必要があることから、先回り売りは限られるとはいえ、売り需要を想定したショートの動きが出やすい面も。日経225先物は2万8500円~2万9000円のレンジ下限に接近していることもあり、レンジ下限割れを仕掛けてくる動きなども意識される。薄商いのなかでは大きく振らされやすく、短期的には押し目狙いでのロングよりも、戻り売りスタンスによるショート戦略が増えそうである。

手口面では、日経225先物はABNアムロが730枚、野村が450枚程度の売り越しに対して、モルガンSが480枚、BNPパリバが300枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが970枚、BofAが590枚、モルガンが440枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1760枚、ABNアムロが600枚、SMBC日興が570枚程度の買い越しだった。

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