3日の香港市場概況:ハンセン1.1%安で続落、不動産とプラットフォームに売り


3日の香港市場は、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前日比331.59ポイント(1.13%)安の28966.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が125.06ポイント(1.14%)安の10826.78ポイントとそろって続落した。売買代金は1389億3200万香港ドルとなっている(2日は1502億3100万香港ドル)。相次ぐ不動産引き締めの動きが嫌気される流れ。香港の複数メディアが3日報じたところによれば、不動産市場への違法な資金流入を防ぐため、広東省深セン市の金融当局が小口融資会社5社を行政指導した。また、「中国政府は不動産向け融資に対する監督を一段と強化する」などと伝えられている。そのほか、「中国人民銀行(中央銀行)は4月以降、住宅ローン担保証券(RMBS)の発行規模、発行ペースを管理し始めた」と報じられた。中国指標の下振れもマイナス。本日発表された財新5月中国非製造業PMI(民間集計)が55.1となり、市場予想(56.2)以上に前月実績(56.3)から低下した。小じっかりで推移していた上海株がマイナスに転じる中、香港の各指数は引けにかけて下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)本土と香港の不動産セクターが下げを主導。中国恒大集団(3333/HK)が5.3%安、旭輝HD(884/HK)が2.9%安、華潤置地(1109/HK)が1.5%安、恒隆地産(101/HK)が1.4%安、九龍倉置業地産投資(ワーフ・リアル・エステート・インベストメント:1997/HK)が1.2%安で取引を終えた。プラットフォーム関連株もさえない。百度集団(バイドゥ:9888/HK)が2.9%安、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が2.8%安、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.1%安、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が1.7%安、美団(メイトゥアン:3690/HK)が1.4%安で引けた。半導体セクターも安い。晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が4.7%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が3.2%、華虹半導体(1347/HK)が2.4%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.3%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.2%ずつ下落した。半面、第5世代(5G)ネットワーク関連銘柄は高い。通信設備メーカーの京信通信系統HD(2342/HK)が8.2%、通信機器・設備メーカーの中興通訊(ZTE:763/HK)が4.6%、光ファイバー・ケーブル製造の長飛光繊光纜(6869/HK)が3.3%、基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が2.8%、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が2.7%ずつ上昇した。華為技術(ファーウェイ)が2日、自社開発のオペレーティングシステム「ハーモニー(鴻蒙)OS2」を正式リリースしたことなどが刺激。ハーモニーOS2は、幅広い製品をIoT(モノのインターネット)で結ぶプラットフォーム機能を重視する。米国による制裁でグーグルのアンドロイドOS新バージョン供給が停止される中、国産OSの供給で5G需要も加速すると見込まれた。一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.36%安の3584.21ポイントで取引を終了した。銀行株が下げを主導する。半導体株、医薬品株、自動車株、保険・証券株、発電株、海運株、防衛関連株なども売られた。半面、不動産株は高い。通信関連株、酒造株、エネルギー株も買われた。亜州リサーチ(株)<FA>

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